そんな悩みにお答えします。
この記事を書いている私▼
- 小学生姉妹の母
- 大学時代に教員免許(英語)を取得
- 外資系OL→塾講師として学習指導
当時、私は独身で、もちろん子育ての経験も無く、「ふーん、なんでだろう?」と、あまり深く考えませんでした。
しかし、今、子育てを実際にしてみて、小学校での算数が始まってから考え方がガラっと変わりました。
異常な数の子ども達が、「算数の文章問題に四苦八苦」しているのです…
あまりにも文章問題に拒否反応をおこす子どもの数の多さに、
「文章問題が解けない」という問題は、問題が解けないこと以上に、深刻な悩みが隠れているのでは?と思い始めました。
下記のような悩みはありませんか?
- 算数の文章問題が解けなくて困っている
- 計算は速いのに、文章問題はさっぱり
- 文章問題の解き方について、アドバイスしたくても出来ない
記事は、5分で読めます。
算数文章問題に関する悩みを解決するため、読んでいってください。
どんぐり倶楽部のお絵描き算数:算数文章問題を解くときのお子さんの反応は?
当時小3の娘に、算数の授業の様子を聞いてみました。
「今日の文章問題、クラスで3人しか分からなかった。
みんな難しいって言ってる。全然考えてないみたい。
やる気がなくなっちゃって、寝てる子もいるよ~zzz」
と言ったことがありました。

その時の、小3の文章問題は、こんな感じ▼
ゆみさんは、遊園地に遊びに行きました。
家を出てから10分歩き、電車に50分乗り、また10分歩いて、
午前11時に遊園地に着きました。家を出たのは何時何分ですか。
90ページの本を読みます。
1日8ページずつ、1週間(7日間)では、何ページ読めますか。
また、読んでいないページは、あと何ページですか。
さて、このような文章問題を目の前にした時、あなたのお子さんは、どんな反応をしていますか?
まずは、お子さんを観察することから始めるのがポイントです。
例えば、次のような反応がありませんか?
- 文章問題の数字だけを見て、とりあえず計算している。
- 式を立てるものの、とんちんかん。
- 文章を何度も読みなおしている。
- 文章を読むが、手が全く動かない。
- 文章を読む気配もない。
- 文章問題を見ると、イライラしている。
計算問題は、単純で考えなくてもできます。
しかし、文章問題は、考えなければできません。
つまり、子どもたちは、考えない学習ばかりをさせられて、考える学習をしていません。
だから、算数文章問題が解けないのです。
さらに、じっくり物事に取り組めない、単純な反復に脳が慣れていることもあげられます。
じっくり考えること自体が「ストレス」になってしまっています。
大量の計算プリント、100マス計算などをやりこんでいませんか?
日本の教育は「暗記型」から「思考型」への転換を進めていますが、未だかつて成功したことがありません。
日本の教育制度は、明治維新以来、基本的に変わっていません。教育とは教えて、暗記させること。子どもたちの考える力を育む教育とはなっていないのです。時代が大きく変わりつつある今、学校教育も転換すべきだと考えます。日本の教育の現状には強い危機感を覚えます。
現在も、ゆとり教育時代も、やってきたことは同じ「暗記詰め込み型学習」です。
単純な計算が正確に早くできたところで、考える力は身に着けることはできません。
これから、ご紹介する「どんぐり倶楽部」の”お絵描き算数”という方法は、とても簡単で楽しい学習です。
教材は、「良質な算数文章問題」を使うだけ。
我が家で、どんぐり倶楽部のお絵かき算数を取り入れて7年目。
小学生の娘たちは、算数文章問題が大好き!と言っています。
結果的に、通信教材や塾など行かずに、テストで満点が簡単に取れるようになります。
やってることは、どんぐり俱楽部の「良質な算数文章問題」を月に数問解く。
そして、友達と遊ぶだけ。
好きなことだけして、通知表はほぼオールA(小学校4・5年時点)です。
>>我が家の子ども達の通知表を公開しています。
(不思議かもしれませんが、どんぐり俱楽部の理論を考えれば普通の成長だと思います。
大人が、子ども達に余計なことしすぎて、考えられない子どもに育てやすい世の中なんですね、現代って。)
どんぐり倶楽部のお絵描き算数って、どんなもの?
算数文章問題は、お絵描きして解くと解けるようになります。
「絵、、、小学生にもなって、絵なの、、、????」
「問題文を、絵に描くってこと?!」
「それって、勉強!?」
そんな、声が聞こえて来るようですが、、
その理由は、人間の脳の特徴から説明できます。
右脳:画像処理(イメージ)が得意
左脳:言語処理(文字や数字)が得意

左右の脳に得意分野があるという特徴は、すでにご存じの方も多いのではないでしょうか?
しかし、人間の歴史から見ると、二つの処理能力の間には、大きな隔たりがあるのです。
実は、「言語処理」については、つい数千年前に獲得したまだ日の浅い能力です。
一方、「画像処理」は、人間が太古から身に着けていた処理能力です。
例えば、こんなことです▼
- 英単語を覚える時に、イラストを見ながら覚えると簡単
- 歴史の教科書にのっている写真や絵で、深く理解できる
- 仕事のプレゼンは、図やグラフを使うと効果的
まさに、これは、人間の得意な”イメージ処理能力”を使っているからです。
そして、このイメージ処理能力を、算数の文章問題に応用させれば良いのです。
子供たちが算数文章問題を解く時は、お子さんが楽しい!と感じる気持ちを大切にしましょう。
我が家の娘達は、こんな問題を絵にしました。
マッキーとラッキーは、落ち葉拾いをしています。
マッキーは、3ぽ歩くたびに2枚、
ラッキーは、2ほ歩くたびに1枚の落ち葉を拾うことができます。
では、二人合わせて、ちょうど14枚の落ち葉を拾うには
何分かかるでしょう。
二人とも歩く速さは、1歩で1分かかります。
もちろん二人は、一緒にスタートします。
どんぐり倶楽部「良質の算数文章問題」より
長女の絵(当時小1)▼
バッタを乗せた馬車が6台やってきました。
1台に、3匹ずつバッタが乗っています。
では、みんなで何匹のバッタがやってきたのでしょう。
どんぐり倶楽部「良質の算数文章問題」より
次女の絵(当時小1)▼
「マッキーとラッキーは、落ち葉拾いをしています。…」の方は、
大人でも「ん??!、、、意外と難しいな。」となりますよね。笑
実際、絵をご覧いただくと分かると思いますが、立式をせず、絵だけで文章問題を表現しています。
そして、その絵を操作しながら考えていくのです。
人間は、イメージで考えられるようになっているので、それを信じてやってみて下さい。
※上記どんぐり問題は、どんぐりのプロの先生に添削していただきました

お子さんも、文章問題を絵にする方法を練習すると、
人間の本来もっている「イメージ」を活用した解き方ができるようになりますよ。
きっと「算数が楽しい!算数文章問題おもしろい!」って変わると思います!!



では、今回は、このあたりで。