この記事では、そんな悩みに具体的にお答えします。
前回の記事で、ご紹介したどんぐ倶楽部の「お絵描き算数」について、詳しく見ていきます!
▶前回の記事はこちら
「お絵かき算数」を始める前の準備

実は、「お絵かき算数」を始める前に、とても大事な準備をしなくてはいけません。
焦る気持ちを抑えて、ちょっとだけ準備する時間をとってください。
それは、家庭の環境を整えることです。
別に、「部屋の掃除をしましょう」と言ってるわけではありません。笑
「お絵かき算数」を提唱する、どんぐり倶楽部が、”リセット”と呼ぶ、超大事な準備です。
どんぐり倶楽部のリセットって何?

まずは、お子さんと普段の生活を見直すところから始めます。
お子さんに、急に、「ねぇ、なんか、算数の文章問題を絵にすると良いらしいよ?ちょっと、やってみたら?」などと声掛けしても、
やってくれない確率が高いのではないでしょうか?
だって、今の時代の子ども達はとても忙しいし、疲れています。

皆さんのお子さんはどうですか?
習い事や宿題の量が減らないのに、そこに追加で「お絵かき算数やりなさい!」なんて言っても、やりたくないと思いませんか。
例えば、こんな生活だったら、家庭環境を今すぐ見直しましょう!
- 毎日、学校から帰ってくると、習い事ばかり。
- 本人のやる気がないのに、無理やり習い事に行かせている
- 家につくと、早々に「宿題やりなさい」と怒っている
- 子供は、何でも親にせかされて嫌々やっている(学校の宿題や夕飯、お風呂など)
大人の皆さんも、毎日仕事でヘトヘトに疲れ切って帰ってきますよね。
家に帰ってきた後、休みたくないですか?
家でも、家族から「あれしろ、これしろ」と言われたら腹が立ちますよね。
子ども達も同じです。
学校から帰ってきたら、疲れています。
まずは、ちょっと家でゆっくり休ませてあげて下さい。
習い事も多すぎるようでしたら、減らしてあげることも大切です。
子供の心に余裕を生み出すことが、お絵描き算数を始める前の準備=リセットです!
心に余裕のないまま、お絵かき算数をやっても、出来ないし、むしろやろうとしないと思います。
算数の文章問題は、じっくり考えるので疲れます。
お子さんがすでに疲れていたら、よーく頭を使って考える算数の文章問題なんてやりたくないですよね。
つまり、自分の心と体を守るために、「考えない」ようにしているんです。
もしお子さんに、「算数の文章問題を見たくもない!ぐわ~~~!暴れてやる~」みたいな拒否反応があるようでしたら、リセットは必須です。
脳科学者の茂木 健一郎も、「ぼーっ」とすることの大切さを次のようにまとめています。
「ただただ、ボーッとした時間を過ごす」と脳は何も考えず、休息します。その間に一時的に集約された情報や記憶を整理し、次の行動に備えるのです。つまり、人間には「ボーッと過ごす時間」が大切であり、必要なこと。脳を休ませてアイドリングさせる時間がなければ、クリエイティブなことは思いつかないといっても過言ではありません。
茂木式・脳の休息方法より引用 HP
宿題もゲームもテレビもちょっとお休み。
そうすると、心身がリラックスして、自然とやる気が湧いてきますよ。
集中力やひらめきも、休んだ後に出てくるものなのです。
「お絵かき算数」を、いつもの生活にいきなり増やさない!
まずは、子供をゆっくり休ませてあげよう。
我が家の”リセット”と現状の成績
- 習い事:長女週1でピアノ、次女なし
- テレビ:一日0~30分
- ゲーム:なし
我が家は、どんぐり倶楽部に出会う前から、ほとんどの部分でリセット状態に当てはまっていました。
だからこそ、どんぐり倶楽部の方針に素直に納得できたのかも。
姉妹とも、学校から帰宅すると、すぐに友達と外に遊びに行きます。
または、大好きな工作に夢中になっています。
家では、自由に、自分の趣味を楽しんでいます。
親の私たちは、宿題をするかしないかも、本人たちにすべて任せています。
(というか、やらないことも多いです。このあたりの秘密の話は、別の記事で書きます。)
家で、全く勉強しないにも関わらず、姉妹2人ともどの教科のテストも、最低90点をキープしています。
なぜか?
それは、「家で全然勉強しないので、学校の勉強が常に新鮮!」で、教科書の内容が面白くてたまらないから。笑
計算はスローペースですが、確実に正解できます。
文章問題は、普段どんぐり倶楽部の難問と向き合っているので、教科書の問題が簡単すぎるようです。
立式する前に答えが見えると言っています。
漢字も何度か書くだけで覚えています。
どんぐり倶楽部の書かずに覚える方法を取り入れているからです。
何十回も漢字を書いて覚えるという方法はやったことがありません。
誰でもできるよ、漢字は見て覚えちゃお▼

どんぐり倶楽部のお絵かき算数は、長女が年長さんの頃から始めてました。
現在、小学校3年生で4年目になります。
どんぐり倶楽部のお絵かき算数を始めたころは、
と、ちょっと不安でした。
でも、実際続けてみて、すごすぎる効果に驚いています。
だって、本当に勉強しなくても、テストの点数が取れるから!
親の私も、ガミガミ勉強しろなんて言ったことないですし、
子供たちは、勉強の時間を好きな趣味の時間にできています。
もちろん、親子関係も良好です。
どんぐり倶楽部の問題は、工夫しないと解けないような、ひねった質の良い問題がたくさんあります。
だから、週に1問解くだけで、十分な効果が得られるのだと実感しています。
何度も言いますが、先に「リセット」しないと、意味がありません。
リセットせずに、無理やりどんぐり倶楽部の文章問題をお子さんに押し付けると、
お子さんの算数の文章問題ぎらいや親子関係が悪化してしまいますよ。
さて、リセットが済んだら、どんぐり倶楽部の問題を解いていきましょう!
どんぐり倶楽部の文章問題に必要なもの(問題や文具など)

どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」
まずは、問題文を手に入れます。
問題は、幼稚園年長~小学校6年生まで、累計700題あります。
同じ問題や被っている問題が、「意図的に」入っていますので、実際の問題数はもう少し少ないです。
うちは、こちらから購入しました。
↓プルダウンから、「良質の算数文章問題」を選びます。

データで買いました。
700題で7000円。
我が家は、姉妹で使っているので、一人500円/年間の教材費で済んでいます。
激安すぎて申し訳ないくらいです。。
で、私も、かれこれ5年。200題くらい娘達と一緒に解いてるわけです。
解いてみた感想は、
例えば、これは、幼稚園年長さん向けの問題です。
まずは、親の皆さんが解けるか挑戦してみてくださいね。
ここは くらげのうみです。
まいにち たくさんの くらげが あつまってきます。
きょうは きのうよりも 5ひきおおいようです。
きのうの くらげは 6ぴきでした。
あしたもまた きょうと おなじかずだけ ふえるとすれば
あしたは くらげは なんびきになるでしょうか。
(どんぐり倶楽部公式ホームページ 頭の健康診断より)
おそらく、文章を読んで、頭の中で考えるだけは、”ちんぷんかんぷん”ではないでしょうか?
でも、一文ずつ、絵に描き起こしていけば、分かりますよね?
このような、複雑な思考を必要とする文章を、自分のオリジナルの絵図を使って、答えを可視化(見える化)していくのです。
この力を、どんぐり倶楽部では”思考力”という言葉と同等の意味として”視考力”と呼んでいます。
しこうりょく
思考力=視考力
「分かる」ことは、「絵・イメージに出来る」ことと同じ。
つまり、”視考力”をつけることが、小学校時代のキーになってきます。
文章を、お子さんが自力で絵にできるかどうかで、内容を理解しているかが判断できるのです。
算数の文章問題だけではありません。
国語の文章。
さらには、全教科に関しても、この「思考力=視考力」は大切です。
ちなみに、この”視考力”の観点から、学校の教科書や宿題を見てください。
最初から、ご親切に整った絵図が載っちゃってますよね。
子どもたちは、学校ですでに出来上がった絵図を見ることはあっても、絵図を自分で描く時間がありません。
だから、家庭で、文章を自分の力で絵に起こすんです。
絵にして、理解して納得するという過程が、すごく大切です。
どんぐり倶楽部の良質の算数文章問題を、ごく少量解きましょう。
おすすめは、週に1~2問。
(我が家は、多くて月に3問程度。)
これだけで、”視考力”を無理なく無駄なくつけていくことができます。
どんぐり倶楽部の良質の文章問題で、健全で賢いお子さんが育ちます!
教材購入はこちらからも可能です↓
筆記用具
筆記用具は、次のものを用意しましょう。
家にあれば、それを使ってください。
- 罫線が無い、大きめの白い紙(スケッチブック等)
- 鉛筆
- 色えんぴつ、カラーペンなど5色くらい
※消しゴムは、絶対に使いません!考えた軌跡を残します。
スケッチブックは、こちらがおすすめ▼
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お茶とおやつ
お子さんの日常に余裕が生まれましたか?
算数の文章問題と文具がそろいましたか?
そしたら、お子さん本人と一緒に親の皆さんも子ども心に返って、お絵かきを楽しんでみませんか?
子供にとって、親は最高のお手本です。
親が楽しくやっているものに、子供は興味を持っていきます。
お茶とお菓子でも用意して、楽しみながらお絵かきしてみましょう。
ちなみに、我が家では、「お絵描き算数」は、勉強ではなく、”ひまつぶし”という感覚。笑
週末に、「やることない~~ひまーー!」って時に、「どんぐり問題やる?」って聞いて始めることが多いです。
「やりたくない。」って時は、絶対に無理強いしません。
心と時間に余裕があるときに、じっくり楽しむ「遊び」みたいな気持ちで取り組んでください。
親子で、”ことばを絵にする時間”を一緒に楽しんでください。
(これは↓次女の作品ですが、完全に勉強という感じではないです。笑)

どんぐり倶楽部の「お絵かき算数」から得られること
我が家の場合、どんぐり倶楽部のお絵描き算数で、下記の5つが飛び抜けてきました。
- 挑戦力
- 集中力
- 工夫力
- アイディア力
- 粘り強さ
楽しむみながら粘り強く考えること(=過程)が重要で、”問題の正解”(結果)は重要ではない。
といった内容が、どんぐり倶楽部の本『12歳までに「絶対学力」を育てる学習法』に書いてあります。
うちも、「こんなお絵かき遊びばっかりしていて、算数好きになるのかなぁ?」と、最初は、不安に思っていました。
でも、月に数問(1問もやらない時もあります。)を4年間、解き続けてきました。
分からないときは、また次回チャレンジ。
次回というのは、来月かもしれないし、来年かもしれない、「いつか」です。
問題をじっくり考えて、正解が出なくても、全然OK!
答えが間違っていても、「いっぱい考えたね!」って、
笑顔で終わる”ひまつぶしの”勉強。
4年後の現在、算数の文章問題対策をしていたつもりが、教科の壁を越えて、学習全般に良い影響を与えていたことに気づきます。
特に、国語の成績が姉妹でとても良いです。
そして、今思うこと。
ってことなんです。笑
うち、教材費1,000円/年しか使ってないですし。。
恐るべきコスパ力。
まとめ
ご覧のように、どんぐり倶楽部の「お絵かき算数」は、月に数問解くだけで、算数の文章問題が楽しく解けるようになる、効果的な学習法です。
しっかりと家庭環境を「リセット」し、お子さん本人に十分な余裕がうまれたら、
良質の算数文章問題を始めるタイミング!
まず、最初は、頭の健康診断でお子さんの現在の状態を把握すると良いと思います。
※お子さんの”考える力”について、「軽症」とか「危篤状態」「仮死状態」などのナイフのようにするどい言葉が出てきます。(;_;)
たしかにショックは大きいと思いますが、とりあえず、現状を受け止めることからスタートしてください!!
どんぐり倶楽部の情報サイト
→情報がたくさんありますので、少しずつ読み進めていってください。
🌈どんぐり倶楽部オンライン PC&モバイル | 絵で解く算数ドリルで、お子さんの考える力を育てよう
→「お絵かき算数」の教材を購入できます。
※どんぐり倶楽部公式ホームページからも購入可能です。我が家は、こちらで買いました。
以上、お読みいただきありがとうございました。
ショウコ
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子供の勉強のやる気を出す方法はこちら▼

「うちは、どんぐり無理そう。。」って方には、別の教材情報チェック▼

