どんぐり倶楽部を、細々と続けて5年目の姉妹の
- 効果報告
- ちょっとした小話
をします。
我が家は、2020年は、まだ10問くらいしか解いてないので、続けているとは言い難い状態ですが…
どんぐり倶楽部的に、なるべく良い環境は整えてあげてるつもりです。
学校の宿題は、私が手伝い、夕飯までひたすらのんびりしたり、遊んだり。
他の教材もやってません。
まぁ、基本何も強制せず、本人たちの好きに過ごさせてるってことです。笑
国語・算数・社会・理科
4教科の成績は、姉妹ともとても良いです。
勉強せずに、よく分からないけど良い成績とってくる。
それが、「謎の」どんぐり倶楽部です。
「謎」を知りたいあなたは、まずどんぐり倶楽部の本を読むのがおすすめです。
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または、図書館で探してください。
メルカリもあるかもしれません。
小4算数の和差算が解けない件
さて、今日は、小4の長女の話を聞いて考えたことを書きます。
算数の授業で、こんな文章題が出たそうです。
折り紙が60枚あります。
リコさんとタイチさんで、分けます。
リコさんの方が、12枚多くなるように分けます。
それぞれ何枚持っていますか?
クラスの子たち40人いますが、ほとんどが不正解。
分かった子はほんの数名で、担任の先生が説明に熱弁をふるっても、やはり分からない子が多かった様子。
先生の説明では、数直線を使ったようです。
ちなみに、我が家の住む地域は、教育熱心な家庭が多いです。
小4にもなると、お友達の通塾率がかなり高ります。
塾に加えて、通信講座やオンラインレッスンも併用している子ども達に囲まれて育っています。
長期休暇があれば、夏期講習や冬期講習にも通います。
でも、依然として、教科書レベルの理解ができない子が大勢います。
算数に関しては、
- 好きvs嫌い
- 得意vs苦手
が、いよいよハッキリ分かれてきました。
どんぐり倶楽部やってる子たちとしては、
「こんな簡単で、一つのひねりもない問題がどうして分からないのか?」
ということが分からない。
といった感じでしょう。
ちなみに、上記の折り紙を配る問題は、どんぐり問題では【0MX】と呼ばれる幼稚園生用レベルに相当します。
問題をあえて分類するならば、【和差算】っていうものだそうですが、
どんぐりやってると、そういう公式とか分類とか全く知りません。
でも解けます。
絵で描いて、年長さんから解けます。
折り紙の問題が解けた子のうち、中学受験の塾に通っている子は、「和差算の<公式>で解いた」と言っていたそうです。
【関連記事】塾に行かなくても、通知表はほとんどが…!我が家の姉妹の通知表公開
公式など使わない、どんぐり倶楽部のやり方は、非常にシンプルです。
折り紙が、60枚だろうが、600枚だろうが絵に描くだけです。
(時は、6000枚も描きます。もちろん、描く頃には工夫できるようになってますが。)
大きなスケッチブックに、自分の絵で、好きなように描きます。
そして、リコさんとタイチさんも登場させて、二人に折り紙を分けていく。
具体的に。
とにかく具体的に。
大人から見たら、アホみたいな愚直さです。(笑)
ここで、絶対書くのを邪魔しないのがポイントです。
お子さんが、例えどんなに非効率な描き方をしていても、アドバイス(くそバイスとも言います。)をぐっとこらえます。
たぶん、さっきの問題を解けない小学校4年生たちは、
この具体的な作業を、自分の力でやってない。
または、大人がせっせと口出して、やらせてもらう機会を、奪われている。とも言えるでしょう。
子ども達は、自分で問題を解いてみよう、という当事者意識も持たされないまま、
誰かにせかされ、
誰かに教えられ(大人かタブレットか)、
それはいきなりの「抽象」(和差算という公式の名前や立式)で、
「具体」なんか、無いものとしてすっ飛ばされてしまう。
数直線(=抽象)とか出されても、
ポッとつながりのない話なんかされても、「頭ポカーン」ってなりますよね。
というわけで、
今からでも遅くない。
- 絵でなんでも描けるんだ
- 自分がこの問題に向かうんだ
って、子ども達と大人が、同じ方向向かないと、
一生、リコさんにもタイチさんにも折り紙はうまいこと配れません。
数字は配ってないんだよ。
折り紙配ってるんだ。
って、先に気づいてほしい。
100均に行けば、折り紙100枚売ってるよね。
60枚実際配ってみても良い。
体験させてほしいと思った話でした。
おわり