小学生うちの娘たちが続けるどんぐり倶楽部。
歴7年目に突入し、実際困ったこともありましたのでシェアしたいと思います。
- どんぐり倶楽部をもうやってるご家庭も
- どんぐり倶楽部をこれからやりたいご家庭も
今後の参考になれば幸いです。
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どんぐり倶楽部をやってて学校で実際困ったことトップ5
結論、小学校入学前は、たいして困ることはありませんでした。
ご近所さんでは、【公文・学研・進研ゼミ】の3つが人気。
そんななか、無名のどんぐり俱楽部はやはり孤独…(笑)
が、大したことありません。
さて、実際困ることは、小学校入学後から起こってきます。
理由は、どんぐり倶楽部に従おうとすればするほど、学校との溝を感じるからです。
何せ、どんぐり倶楽部は、時代の真逆コースですから▼
- 宿題やらない
- 遊びが一番大事
- メディア避ける
- 習い事・塾は最小限
- ゆっくりじっくり取り組む
などなど。
我が家は、学校と家庭の不協和音がすごすぎて辛かったため、微調整しながら、どんぐり式を使ってきました。
「微調整」は、どんぐり的には、まずいことなので家庭判断でそうしています。
なので、生粋のどんぐりっこにはなれておりませんので悪しからず。
以下、我が家の学校で困ったことになります。
計算が遅くてせかされるし、怒られる
どんぐりは、大量の反復計算をしません。
考えない習慣を作り出すからです。
計算問題を解くとしても、数問をゆっくり・じっくり・丁寧に。
ご存じの通り、小学校の算数教育は真逆です。
計算は、早く大量に解くことを要求されます。
先生がストップウォッチを持って、常に高速で計算することを求められます。
どんぐりっこの娘たちは、ゆっくり丁寧に計算してきたので、どうしてもお友達と同じようなスピードで解けません。
「計算みんな早すぎて、どうしよう…」と親子でかなり悩んだこともありました。
悩んだ末、私たちの結論は、
「ゆっくりでも良いから、友達の半分でも解ければいっか!」と開き直ることでした。笑
「遅くて良いや」と開き直ればあとは楽です。
だって、算数の授業内容は、どんぐりっ子には超簡単ですから。
さらに、テストの場合、制限時間内に解けば良いので、逆にテストの方がゆっくりできて気楽だと言っています。
(そもそもテスト本番では、超高速または大量計算は求められません。)
クラスの大部分を占める、計算が高速の子たちは、文章や応用問題でつまづいて100点に至らないようです。
どんぐり倶楽部をやっていると、学校の算数文章問題は、何のひねりもなく簡単なので、時間が余るほどになります。
また、どんぐり倶楽部は、算数だけでなく全教科に応用できる「視考力(=思考力)」という力を使います。
なので、他の教科も勝手に成績が上がって、高得点を取れるようになります。
(ちなみに、一度だけ問題と質問を聞いて答える国語の「聞き取りテスト」は、どんぐりっ子はかなり強いと思います。)
全般的に、どんぐりっ子は、理解度に関しては、全然問題ないと思います。
しかし、学校の求める「高速計算・思考」にはついていけません。
学校は、競争し、せかされて、間違えると怒られる場所です。
さらに、「なぜ、その問題を間違えたか?」
分からない原因までは、追究する時間がないのも学校です。
そもそも、【学校】という制度ができたのも、イギリスの産業革命以降です。
<学校が作られた目的>を考えれば明らかですが、ご存じですか?
学校システムが作られた目的は、
何も考えない、思考停止した大人を大量生産することです。
工場で、会社で、何も考えずに働いてくれる、従順な奴隷を育てあげることが国家にとって一番大切なこと。
納税×教育×労働の義務になっています。
スピーディーに同じ品質の製品サービスを、思考停止で作ってくれたら、それ以上経営者としてありがたい社員はいないのではないでしょうか?
それって、つまり、学校教育からスタートしてるわけです。
ゲームの話についていけない
男の子を中心に、学校でゲームの話をされない日はないようです。
うちは女の子ということもあり、ゲーム以外にも共通の話題や趣味があってコミュニケーションしているようですが、ゲームの話となると、やっぱりついていけません。
ゲーム以外にも、流行りのアニメやYouTube…
日常がメディア漬けなので、話題になるのが普通です。
うちは、ゲームは持っていませんが、気になることは一緒にインターネットで調べてみてます。
例えば、
- あつまれ動物の森のHPやプレイ動画を見たり。
- 鬼滅の刃は、残酷すぎて見せられませんが、歌をうたったり、キャラクターを調べてイラストを描いたり。
- YouTubeは、ヒカキンとかふわちゃんとかテレビの代わりにたまに見ます。
流行りものを、全く知らないってやっぱり子どもの交流の中ではかなりツラいことだと思うので、なるべく寄せてあげたいと思っています。
どんぐり的にやれば、メディア制限はかなり厳しくなります。
うちには無理でした。
先生に怒鳴られてメンタルやられる
学校の先生は、怖い人多いですね。
うちは、ほとんど「怒鳴る」ことなく育てたので、小学校に入ってから「怒鳴られる」という経験をしてきました。
今、小4当時の長女の担任が、典型的などなる教師。
相手を、大声で威圧して子どもをコントロールする大人です。
長女の場合、小1~3年までは、比較的おだやかな先生だったため、今年の先生のあまりの怖さに震え、精神的に不安定になりました。
3か月ほど、相当おびえていて、不登校みたいになりました。
普段から「怒鳴られる」ことが日常ならば、学校の先生に大声で威圧されたところで響くことはないでしょう。
どんぐりっ子は、怒鳴られなれてないので、心がしんどくなるはずです。
(だからと言って、家庭で、どなって耐性を付けておこうなんてこともできませんよね…)
長女が、今学校に行けるようになったのは、どなる担任の先生へのあきらめと客観視かもしれません。
- 先生の怒るタイミングを把握
- 怒っている間は、他のことを考える
- お友達と先生の愚痴をシェア
などなど、自分で対処を身に着けて、「怒鳴り」を受け流す方法にたどり着いている様子。
それでもやっぱり怖いと言います。
親の前だけ、良い面してる先生なので、余計に怖いです。
残念ながら、今後の学生生活でも社会に出ても、悲しいかな、怒鳴る人っていっぱいいますよね。
一定数いる「怒鳴り人口」の一人目に当たった長女。
また同じような人に出会った時、「あぁ、こういうタイプね」と、少し冷めた目で客観視できる経験をしているのかなと思います。
宿題の量が多くてぐったり
- 漢字100個書き取り
- 計算100問
小学校の宿題は多いです。
学年が上がるにつれて増えていきます。
宿題がないと、親からクレームが上がるので、出している先生も多いはず。
「大量計算・反復」という、どんぐりのNGがたっぷり入った宿題は、できるだけ手伝います。
ただ、本人たちが「自分でやりたい」と言った時は、手伝いません。
宿題をやっていて、分からないところがないかチェックはします。
分からないところを、「分からない」と素直に言ってもらえる家庭の雰囲気づくりは、大事にしています。
友達が忙しくて、放課後に遊べなくなっていく
小学校1~2年生までは、放課後に遊ぶ友達がけっこういました。
けれど、あきらかに小3から減っていきました。
住んでいる場所が教育熱心なので、小3あたりから週3~4の習い事・塾通いが当たり前です。
それに加えて、進研ゼミやスマイルゼミなどの通信教材もやってる子も多いです。
学校の宿題に加えて、塾の宿題、習い事の宿題。
つまり、お友達がとにかく忙しいんです。
どうしても遊びたい時は、2週間後に遊ぶ予定を組んでくることもあります。笑
遊ぶ友達が減るので、うちの子の達は家でのんびりしていることが多くなりました。
工作、イラスト、ピアノ、読書など。
好きなことに時間を使っています。
「〇〇ちゃんは、習い事とか塾やってなくて良いなぁ~」とたまに、うらやましがられるようです。
逆に、私はママ友から
「え?!〇〇ちゃん、何もやってないの?」と驚かれたりします。笑
どんぐり倶楽部で困ったことは普通に起こる。家庭で考えて柔軟に対処しよう。
どんぐり倶楽部やってると、親の私からしても「ちょっと変わった教育法」と感じることは多々あり、悩みはつきません。
- 遊びが一番大事
- 宿題やらない
- 習い事・塾やらない
- メディア避ける
- ゆっくりじっくり取り組む
どんぐり倶楽部は、成績アップの方法として注目されがちですが、本質は「人間育て」であることを忘れてはいけないです。
だから、
- 素直さ
- 好奇心
- 挑戦心
みたいな、ピュアな部分が娘たちの中でぐんぐん育っていることに、私はどんぐり倶楽部の魅力を感じています。