SNS、メッセージアプリ全盛期の現代。
文通、しかも海外の人と「国際文通」なんて今どきやっている人いるの?
はい。
います。
ここに一人!(国際文通歴20年以上)
きっかけは、高校1年生の時、友人から誘われてアメリカ人の女子と文通を始めたこと。

(その子とは、文通3年後に浅草でリアルに会いました♪)
それ以降、国際文通の、あまりの面白さにドはまりし、
世界の全大陸、20か国以上の人たちと手紙をやり取りしてきました。
世界にはかなりの数、デジタル交流よりアナログ交流を望む人たちがいるのです~
…たぶん昔よりは減っていると思いますが。
この記事では、
- 国際文通の魅力
- 国際文通と英語力の関係
- 国際文通のメリット/デメリット
について解説します。
国際文通の魅力

私が考える国際文通の魅力。
大きく3つあります。
- 異文化交流ができる
- 安価に続けられる
- 自分のペースでできる
異文化交流ができる
異文化交流、というと難しく聞こえますが…
簡単に言うと、
- 日本のことを教えてあげる
- 日本以外の国について教えてもらえる
ということです。
例えば、日本人だと「アニメ好き」や「おたく」というイメージはけっこう悪くとらえられがち。
ですが、海外だととってもクール(かっこいい!)
同じように、タトゥーは日本では受入れがたい文化の一つ。
一方で、海外では当たり前のおしゃれですよね。
私が一番最初に文通した、アメリカ人の女の子は、セーラームーンが大好きでした。

自作のイラストを毎回送ってくれて、
「どう?よく描けてるでしょう?」みたいな、自信たっぷりに言ってくるところとか、驚きましたね。
アメリカ人って自信まんまんなんだなぁーとビックリしたものです(笑)
日本に住み続けていると、知らないことや別の視点がいっぱいあるのです。
違いを見つけて、違いを教えてあげる。
自分も驚き、文通相手もびっくり!
逆に、違いの中でも、共通点が見つかったりすると、とても面白いものです。
母国日本を改めて見直すきっかけも多かったですね。
安価に続けられる

私が、国際文通を始めた時とても驚いたことがあります。
それは、エアメールの安さ。
はがきなら、世界どこでも70円!!
封書だと、例えば
- アジアなら90円
- アメリカに110円
- 南アフリカでさえ、130円
思ったより安くないですか?
たった100円ほどで、世界中に自分の手紙を運んでもらえるなんて。
すばらしいサービスです。
国際文通では、切手は、日本の切手をはればOK
普通切手だけでなく、季節のグリーティング切手を使うと喜ばれます
自分のペースでできる

国際文通は、別名「スネイル・メール」とも呼ばれます。
スネイル=かたつむり
国際文通は、E-mailやSNSと違っ、ゆっくりペースのやり取りができるのが良い点です。
私は、大学~20代の頃、多くて5名ほどの友達と同時に国際文通をしていました。
月に1通でも、5人分書くので、実際はそこまで頻繁に書いていなかったかな。
2か月に1回ペースのようなものだったかと。
返事を急ぐ必要もなく、まぁ、来なかったらそれはそれで良いか。
LINEの【既読スルー不安症】みたいな変なストレスがないのです。
気軽に始めて、返事に過度な期待をしない。
のんびりペースでできるのが、国際文通です。
国際文通をいったんお休みする時期もあり、その間は、アプリで国際交流しました。
特に、言語交換アプリ【HelloTalk】は良かったです。
英語やミャンマー語などの言語を学びました。

国際文通と英語力の関係
国際文通で英語力はアップするの?
気になるところだと思います。
個人的には、
はい。
英語力は、めちゃくちゃアップします!!
と、声を大にして言いたい。
特に、書く力(ライティング)がめちゃくちゃ伸びます。
高校時代は、英語のテストで英作文には困った記憶がありません。
まず、相手から質問がくると、「しっかり答えたい!」という思いがみなぎってきます。
すると、
- 分からない言葉を辞書で調べまくる
- より、日本語に近い表現になるように、文章を練り直す
という、英作文の練習が自然とできるのです。
学校の授業で習う英文法。
国際文通を始めるまでは、「本当に役に立つのかなぁ…」と半信半疑。
いやいや、めちゃくちゃ役立ちますから!
さらに、相手が英語ネイティブの場合、自然な英語を読むことができます。
すると、自分の英語表現のストックがどんどん蓄積されていくのです。
学校では、習わないような表現や単語にもどんどん出会えます。
そして、それをまた次回の手紙で活かす。
高校1年生の時、「enclose」(同封する)という単語を知った時の高揚感は、今でも忘れられません。
本当に、自分の成長を感じますし、わくわくします。
というわけで、
国際文通は、英語力アップに直結すること間違いなし。
その他の外国語でも同じですよ。
英語を学ぶ意味に疑問を持っている方、始めてみてはいかがでしょうか?
国際文通のメリット/デメリット
国際文通を通して、メリット/デメリットがありますので、参考にしてください。
国際文通のメリット
(ドイツのペンパルに送ったプレゼント▼)

- とにかく楽しい
- プレゼント交換ができる
- 英語力が飛躍的にアップ
- 日本にいながら国際交流
- 海外のリアルな情報を聞ける
- 中学高校の英語を”活用”できる
英語を勉強としての科目ではなく、【実用的な言語】として使えます。
まじめな話だけでなく、クリスマスシーズンのプレゼント交換は、とっても楽しいです!
相手のことを考えて、日本のプレゼントを考える面白さといったら(^^)
国際文通のデメリット
- 国によっては届かないことがある
- 個人情報(名前+住所)を教える必要がある
- 筆まめでないと、返事がプレッシャーに感じる
どの国とは言えませんが、届かない国もありました。
(e-mailで確認したことがあります。)
普通郵便だと追跡調査ができませんので、残念ながら音信不通でおしまいです…
私が国際文通を始めた25年前は、個人情報が何の保護もなく、自由に交換されていました。
ペンパルの手紙の中に、「文通希望者リスト」みたいなのが入っていることもよくあり、それをまた別の国に送ることで、ペンパルの輪が広がっていたのです。
今は、個人情報にうるさくなっていますので、その分、文通相手を見つけるのも大変ですよね。
どこで見つければ良いのか?
次の記事に続きます▼
